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私がなぜSummer Snowを作ったのか?

そのストーリーを公開いたします。

私が美容師を目指したいと思ったのは高校の時でした。

当時、ビューティフルライフという美容師を題材としたドラマが放送されていました。

木村拓哉さん演じる美容師がかっこよく憧れてたまりませんでした。

しかし、当時サッカー少年だった私は、愛知県にある愛知学院大学からの推薦が届き

美容学校に行くのを諦め、大学へ進学しました。

愛知学院大学はサッカーの名門大学で、全国から集められた選手ばかりで正直レギュラーは諦めていました。

勉学にも興味が持てず、その時出会ったのが近所の美容師さんでした。

お世辞とも木村拓哉さんみたいなかっこいい美容師ではありませんでしたが

考え方や、美容師の楽しさを教えてもらい、カットすらしないのに週に1回は遊びに行っていました。

この時、私は『大学を辞めて美容学校に行こう』と思い、両親に想いを打ち明けました。

両親の返事は『まず大学を卒業して、それでも行きたかったらいいよ』と言ってくれました。

今考えれば、寛大な両親だなーと思います。

大学卒業が近づき、就職も内定をもらっていましたが、美容師を諦められず

内定を断り、美容学校へ行く決心をしました。

かなりきつい2年間を過ごし、無事美容師になった私は、浜北の小松にある美容室に入社しました!

『あーここから輝かしい美容師のスタートだ!』そう意気込んでいました。

しかし現実とは程遠く、毎日シャンプーだけ!遅くまで練習の毎日でした。

キムタクのようなキラキラを想像してた私は1日で現実を知りました。

でも、ここで諦めるわけにはいきません。

なぜなら、息子のわがままを聞いてくれた両親を裏切れない!

おばあちゃんやお母さんの髪を切るまでは辞めれない!

こんな感情でいっぱいだったからです。

当時の私はまー覚えが悪く、先輩に怒られまくり、一人寂しく練習し泣きながらやってたこともありました。

でも、そのおかげもあって無事スタイリストになることができました。

これでキムタクみたいになれる!そう思っていましたがまた試練です!

【お客様が全然いない】そう!指名のお客さんがいなかったのです。

暇なスタイリストで毎日が苦痛に思えました。

そんなある日、私に一人目の指名が入りました。

今でも忘れません。当時71歳の近所のおばあちゃんでした。

おばあちゃんは、私がスタイリストになるのをずっと待っていてくれたのです。

内容はカットのみです。でも私にとっては至福の時間となりました。

その日から心改め、気づけば指名客が月に100名を超えることができたのです!

順調なキムタクへの道を歩き、2号店店長になることもできました。

優秀な後輩にも恵まれ、お店も成長し3号店も出るくらいでした。

このころから独立を意識するようになりました。

しかし、毎年新入社員が入ることで辞めることができず日々がすぎていきます。

そんな時、珍しく新入社員が入らない年があり、

『今年が独立の年だ!』そう思い、オーナーに相談しました。

返ってきた返事は『ダメ!まだ早い』と言われましたが

自分の想いは止めれず、押し切って独立にむけて行動しました。

順調に進み、物件が決まりオーナーに4ヶ月後に退社させてほしいと報告すると

まさかの出来事が待っていました!

二週間後、毎週の練習会に参加した時でした。

オーナーから『今日で辞めてください』

まさかの言葉でした。動揺もあったせいか反論もできず、その日に退社が決定してしまいました。

すぐに奥さんに報告し今後について話し合いました。

当時奥さんは妊娠8ヶ月。しかも来月退社が決まっていました。

夫婦共々仕事を失ってしまったのです。

アパート暮らしで貯金もオープン資金でろくにない。

まさに絶望な気持ちでした。独立も諦めないといけないと感じました。

でも不安いっぱいな私に奥さんが

『これで夢が叶うじゃん。もう迷うことはない。お金はオープンしたら大丈夫。』

嬉しずぎて不安は吹き飛びました!

仕事がない私は、お店の塗装をやったり、搬入を手伝ったり

やれることは全部やりました!(カウンター以外の塗装はすべて自分で塗りました)

そして3ヶ月後、無事子供とSummer Snowが誕生しました。

オープン時は顧客もろくにいない状態でのスタートでしたが

順調にお客様が増え、今では仲間を増やすこともできました。

ここまでいろんな苦難がありました。

でも今の私はすごく幸せ者なのかもしれません。

私がもらった今までの幸せを、もっとたくさんの方に恩返ししていきたい。

これが私の想いなのです。

これが私が作ったSummer Snowのオープンまでのストーリーなんです。

長い内容を最後まで読んでいただきありがとうございます。

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